また正面の彫り物に、日本全国でもめずらしいものが彫られています。
世界遺産に登録されています、日光東照宮に「なすび」の野菜が彫られていますが、
当神社では「大根」が彫られています。寺社彫刻で、野菜の彫り物は極、めずらしいと
言うことで、日光東照宮のサイトにも・・・・和歌山県三郷八幡神社の大根の彫刻・・・・、
とトップページに表記されています。その理由は、日光東照宮建立時に、当神社と深い
縁があったそうです。
本殿 彫り物 (撮影者 松本十徳 様)
世界遺産 日光東照宮さまのサイトです。
本殿正面の蟇股(かえるまた)には、俵に乗った大黒さまと二股大根が2本並べて
彫刻されています。
平成12年度には、東京大学の研究室が、総勢60名もの方々で調査に見えられ、また、
東京芸術大学の文化財研究所の先生、また、大黒天の研究者である松本十徳氏等、
多数の研究者が来訪されました。松本氏の研究成果から、当神社の彫り物は大変貴
重なものと分かりました。その上、かつて当神社の本殿は、なんと「国宝」だったそうです。
国指定重要文化財というカテゴリのなかった時代、その分類がなされる折に維持管理の
楽な「重文」にと、当時の総代が望んだのでしょうか?
寺社彫刻で野菜をモチーフにしたものは「木の彫り物」では全国に10例程度しか無く、
(石での彫り物は数100例があるそうですが・・・)そのうち、製作年代が古く、保存状態の良い物は、当神社のものが抜きん出て優れているとのことです。(この写真についての
著作権は、松本十徳様に属します。)
棟札五枚(国指定重要文化財)
三郷八幡神社の本殿と共に、国指定の重要文化財に指定されている棟札です。
5枚ありますがそのうちの1枚です。
Home | ご案内 | 参拝方法 | 参拝の機縁 | 行事予定表 国指定重要文化財1 国指定重要文化財2
絵巻の奉納 六十六部と防災設備 季節の風(春編) 季節の風(夏編) 季節の風(秋編) 季節の風(冬編)
「幟上げ奉納」の保存について 日記ページへ
ゲストブックへ